店舗でもあり、家でもある状態がいい。
こんな物件でやれたらイベントなんかもちゃんとやれそうだし、家としても文句ない。
https://tokyo-style.cc/2018/08/entry2364-more.php#more
ただ、賃料が半分くらいでないと厳しいだろう。
サラリーマンの副業としてやるのだから、最初は小さく、小さく始めたい。
できれば賃料10万円以内で。
書店開業日記、読書日記、書店訪問記録とその他の雑記
店舗でもあり、家でもある状態がいい。
こんな物件でやれたらイベントなんかもちゃんとやれそうだし、家としても文句ない。
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ただ、賃料が半分くらいでないと厳しいだろう。
サラリーマンの副業としてやるのだから、最初は小さく、小さく始めたい。
できれば賃料10万円以内で。
前にライブかなにかで目にして少し気になっていたNew Neighbors ZINEが置いてあったので、パラパラめくる。『SMOKE』という妻が好きな映画が特集されている。ポール・オースターというこれまた妻の好きな小説家が原作・脚本をつとめていて、有名だしいい映画なのだが、普通の雑誌で取り上げられることはなさそうなので、こういう作品を扱うのはいいな、と思い最初の一編を読んでみる。
Homecomingsというバンドのギタリストである福富さんが綴った短いエッセイで、ポール・オースターの『ムーンパレス』という小説を軸にオースターの作品についての記憶と、ぼんやりとした焦燥と鬱屈に包まれた福富さんの大学時代がチャーミングに描かれている。
小説のタイトルであるムーンパレスというのは作中で主人公が恋人や友人達と幸福な時期を過ごす中華料理屋なのだけど、福富さんにも愛おしい時間を過ごしたムーンパレスのような中華料理屋があったらしい。
俺にも20代の前半頃、よく通った中華料理屋があった。夜中に腹が減ると朝まで営業しているその店にいって、水餃子を食べた。当時は恋人だった妻との間でその店を恥ずかしげもなくムーンパレスと呼んでいたこととか、店員のそっけなさ、今よりずっと未来が不安だった反面、自分にはもっと色々なことができると思っていたことなんかを文章を読みながら一気に思い出してこっ恥ずかしくなる。我々がいたあの店は小洒落たムーンパレスなんて名前ではなく、餃子市というのが正式名称がある。でもやっぱりあそこはムーンパレスだよな、なんていう至極個人的な気持ちを福富さんが丁寧な言葉で書き留めておいてくれた感じ。これは俺のための文章だな、と思う。
この人が書いた文章を少しずつ集めていきたい、と久しぶりに思える経験だった。
すっかり興奮して別の号も買ってから打ち合わせに。
これから本屋をはじめる人、現在本屋で試行錯誤している人に向けられた本なのだけど、思想的に共感するところが多い上に、かなり具体的なところまで書かれているので非常に参考になった。
ルヌガンガという本屋を立ち上げた方が、資金として1500万円貯めたと書かれていて、電撃が走る。まだ、100万円ほどしか貯まっていない。先は長い。貯金日記にもなりそうだ。
内沼さんはこのブログを始めるきっかけのひとつである『読書の日記』も編集されているし、とても影響を受けている気がしてきた。来年のこれからの本屋講座は受講したいな。
眠れなくなって物件をあさる。
なんとなく、東京R不動産に載っているような、普通の人は住まないような物件を借りるのがよい気がしている。北鎌倉面白い物件があって、いろいろ夢想する。
鎌倉、いいなあ鎌倉。
自然の中で子育てしたいという気持ちが湧いてきたけど、この物件をみて捏造された想いという気がしないでもない。
https://m.realkamakuraestate.jp/estate.php?n=4579
今年の春に友人が『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』という本を読んでそんなことを言い出した時、自分もずっとそう思っていたことに気がついた。
一番好きな場所は本屋だ。
いるだけで心が前向きになるし、ワクワクしてくる。
背表紙を眺めていると色々なアイディアが浮かぶ。
読まれる前の本たちの可能性がひしめいている大きい本屋も、店主の選りすぐりの本が並ぶ小さい本屋も、生活に根ざした町の本屋も好きだ。棚に入り切らなかった本が高く積み上がっている年季の入った古本屋も、小綺麗で良書ばかりをセレクトして買い取る古本屋も、ブックオフも好きだ。
精神衛生のために1日に一度は本屋に行くようにしているし、暇な休日は本屋巡りもする。
(最近はそんな時間なかなかないけれど)
妻と知り合ったのも昔働いていた本屋だ。
東池袋にあったリブロという本屋で、今は薬局になってしまった。
普通は本の日焼けを気にしそうなものだが、あの店なぜかガラス張りで、そのため外からでも本棚がみえた。
だから越してきたばかりの頃、近所を散策していると、遠くからでも本屋であることがわかった。
喫茶店も併設されていて、なんだか洒落てみえた。この店で働きたいと思ったことを覚えている。
とはいえ実態は町の本屋、という感じだった。リブロといったら90年代には人文、アートブック方面で有名だったそうだけど東池袋店は基本的には取次から送られてきた本を並べるだけだった。
それでも、あの店が好きだった。