家を出たあとに、駅前でインスタのストーリーをみていたら、ホムカミの福富さんが書影をあげていて、そういえば買って最初の2編を読んだくらいのところで止まっていたとを思い出し、急に読みたくなって家に取りに戻った。もうすっかり福富さんのファンだ。福富さんの文章や、黒木雅巳さんの漫画(「ゆうとぴあぐらす」を読んでめちゃくちゃ面白いと思った)が載っている雑誌を作りたいな、とぼんやり思う。目標にしよう。
「11月のストーリー」という1編がリアリティ・ショーのスタッフを主人公にすえているのだけど、自分がリアリティ・ショーを観る時に想像してしまう現場の裏側が書かれていた。観れば面白いと思うし、否定する気もぜんぜんないというか、ハマりたいのだけど、いまいち乗り切れない原因はこのあたりにあると思う。
小編ながら演じる、演じさせるというモチーフがうまく使われていて、ハッとする一文もありとてもよい。