M君とジュンク堂書店池袋店に行く。

M君は一緒にジュンク堂に行くと必ず、生まれてくる娘や妻に本を贈ってくれる。
我々は週に1回くらいは一緒にジュンク堂に行くので、そのたびに娘の本は増える。
今日は『ちっちゃいさん』という可愛らしい絵本をもらった。
本当にありがたいし嬉しいのだけど、彼は俺から少なくない金額、借金をしている。
そんなM君から何度も贈り物をもらうと、奇妙な気分になる。
お金は返さず、プレゼントを渡すその時、彼の中でどんなロジックが成り立っているだろうか。
遠足に行くのにお小遣いをくれたお母さんに、お土産を買って帰る感じだろうか。
M君は一緒に本屋をやろうと話している相棒なので、まあ本屋に向けた貯金、くらいの気持ちで貸しているが、M君のほうも、もうすこしちゃんと貯金して欲しい。