『早朝始発の殺風景』を読み終える。

平成のエラリークイーンこと青崎有吾の短編集。

日常における些細な違和感を考察して、違和感の正体を解明するいわゆる「日常の謎」をワンシュチュエーションでやる。
すべての作品の主人公が高校生で、視点人物が眼差す人物の知られざる一面と出会うことになる。
どの作品も完成度が高く、読後感がよい。
作者が優しいのだろうなあと思う。

どの作品も良かったが表題作と「三月四日、午後二時半の密室」 が特に好きだった。